分厚い本とサイコロを握って

TRPG好きがTRPGの紹介や思うことをただ書き殴る自己満足ブログ

ソードワールド 剣と魔法の王道ファンタジー

 今回紹介するシステムはソードワールド(SW)。ファイナルファンタジードラゴンクエスト,,,剣と魔法の世界がこのシステムである。

 

無印、SW2.0、SW2.5の違い

 ソードワールドには歴史が長く、データの微調整等が数回行われてきた。これらの大きな違いはデータの数値変更や種族の追加等である。

 

  無印(ソードワールド

はじめに出版されたソードワールド。持っている人は少なく、レアな書物だと筆者は勝手に思っている。マニアならば持っていてもいいが、募集は少ない。TRPGの原点であるダンジョン&ドラゴンズ(D&D)に強い影響を受けている。

  ソードワールド2.0

ソードワールドシリーズ第2弾であり、今の主流シリーズのひとつである。そのため現在募集も頻繁に行われている印象が強い。サプリの数が多く、そのため技能や種族が多い。また、サプリによるレベル制限が高いため初めから強いキャラクターを作ることが可能である。その反面特定のサプリを持っていないと出来ないことや分からないことも多い。(複数のサプリに名前だけがありデータがのっていないこともある)

  ソードワールド2.5

ソードワールドシリーズ第3弾であり、近年延び続けている。対応サプリの数は2.0には劣るものの、逆に今買い始めるならば比較的に揃えやすい。(2019年4月現在、基本ルールブック1~3、ヴァイスシティのみ。リプレイ2冊を合わせても1万円もしない。)

 

※混ぜるな危険

ただし、気を付けて欲しいことがひとつ

遊ぶときにはデータを混ぜないまたは何処までのデータを使用して良いかの確認を忘れないことである。先ほども述べた通り、シリーズごとにデータの改正がかなり行われており、選ぶ職業によっては使うシステムでかなり差が開き公平ではなくなってしまう。(もしどこが大幅に変化したか知りたい方がいるならば、フェンサーやグラップラーなどに着目したブログがいくつかあるので探してみると良いだろう)

 

どのシリーズから始めれば良いの?

募集を行っているサイトであれば、大体は2.0または2.5の二つが多い。無印もあるにはあるものの、手に入りにくいのであまりおすすめはできない。ただし、入手の点はさておきTwitterでの野良卓や身内で行うセッションならば使用に問題はないだろう。

筆者の見解としては、ソードワールドを始めるならば、これからも募集が増え続けるであろうSW2.5をおすすめする。

 

ソードワールドの住人達

ファンタジー世界を舞台とした作品は数多くある。ソードワールドの魅力は選べる種族が多いことだろう。美しいエルフの弓使いに、頑固そうなドワーフのファイター、小さく可愛らしい小人のスカウトなど組み合わせは多種多様である。好きなアニメの原作再現も行いやすいシステムなのではと筆者は勝手に思っている。

 

技能の組み合わせが楽しい

 このシステムの特色のひとつに、冒険で得た経験値(またはキャラクターを作る段階の)を自由に割り振ることができる。組み合わせ次第で先ほどものべた通りのキャラクター再現や、やりたいことの幅を広げることが出来る。例としては、剣士技能と魔法使い技能を上げて魔法剣士、魔法使い技能に拳法技能を合わせて殴りにいく魔法使いという。

(今回は技能の名称は出来るだけ分かりやすい言い方に変更している)

 

種族の生き方、冒険に出た理由

 このシステムの便利な点、大きな特徴がある。それはキャラクターの経歴が作りやすいというところだ。データを作成することは簡単だが、そのキャラクターがどのような性格なのかを掴むのは初心者はかなり難しいと感じるだろう。そこで登場するのがこの経歴表というソードワールドの親切なシステムである。6面ダイスを数回降るだけで簡単にどのような思考や癖を持っているかを作ってくれるのだ。

 例をあげると

【本に大きな影響を受けた→読書家、影響されやすい素直】

【投獄されたことがある→悪いことをしていた、濡れ衣を着せられた、勘違いをされやすい鈍感またはぶっきらぼう

ただデータだけがあるよりも、このような解釈をキャラクターシートに少し書いておくだけでPLはRPを掴みやすく、GMとしてもNPCと絡ませやすい。

 

ーーーーーーーー

まとめ

  • ソードワールドは剣と魔法のファンタジー世界を舞台としたTRPGである
  • シリーズが多く、どのシリーズから始めるかを考えて購入をすると良い
  • キャラクター作成の幅が広い 

向いている人

  • ファンタジー作品が好き
  • データを組むことが好き、何をしたいか(魔法や回復など)が明確にある
  • キャラクターの設定を考えることが好き、想像することが好きな人

向いていない人

  • 読むべきもの(データ)が多いとしり込みしてしまう人
  • 明確な作りたいキャラクターがない人
  • 話し合いが苦手な人(PLは一緒に行動することが多いシステムのため)